救急車を呼ぶ時に心がけておくべきこと
家族が突然重大な病気になったり大ケガをした時など、救急車を呼ばないといけない状況になった時に心がけてくポイントについてお伝えします。
救急車を呼ぶ時の電話番号は「119番」ですね。
119番通報をするとオペレーターの方に繋がります。
オペレーターの方の指示にしたがって正確に伝えましょう。
主に以下の内容を尋ねられます。
救急であることを伝える
オペレーターから「火事ですか?救急ですか?」 と聞かれるので、「救急です」と伝えましょう。
救急車に来てほしい住所を伝える
次に「住所はどこですか?」と聞かれるので、救急車に来て欲しい住所を市町村名から正確に伝えましょう。
具合の悪い人の症状を伝える
次に「どうしましたか?」と聞かれるので、具合の悪い人の症状を伝えましょう。
誰がどのようにして、どうなったか、意識、呼吸の有無などを簡潔に伝えましょう。
具合の悪い人の年齢を伝える
具合の悪い人の年齢を伝えることも重要です。正確な年齢がわからな場合は「70代」など、おおよその年齢を伝えましょう。
通報者の名前と連絡先を伝える
最後に通報している本人(あなた)の名前と連絡がとれる電話番号を伝えましょう。
その他、詳しい状況、持病やかかりつけの病院なども聞かれることがありますが、回答できる範囲で伝えれば大丈夫です。
症状によっては救急隊が到着するまでの間に応急手当てをする必要があります。オペレーターの指示に従って応急手当をしましょう。
この応急手当が非常に重要になりますので普段から正しい応急手当を身につけておくと良いでしょう。
救急車が到着するまでの間に以下の物を用意しておくと良いです。
- 保険証や診察券
- 現金
- 靴
- 普段服用している薬やおくすり手帳
- タオル
救急隊が到着して応急処置をしている間に以下のことを聞かれたりしますので、簡潔に伝えましょう。
- 具合が悪くなった状況
- 119番通報時から救急隊が到着するまでの変化
- 応急手当した内容
- 具合の悪い人の情報(持病、普段服用している薬、かかりつけ病院など)
私の母親が自宅で転倒し大ケガをした時、119番通報しました。
その時の様子をブログで書いてますので御覧ください。
急な病気やケガをした時に救急車を呼ぶべきかどうか、判断に困った時は住んでいる都道府県や市町村にある救急相談窓口に相談しましょう。
東京都であれば以下の電話相談窓口があります。
#7119 救急相談センター
こんな時はためらわずに救急車を呼びましょう
- 顔半分が動きにくい、しびれる
- ニッコリ笑うと口や顔の片方がゆがむ
- ろれつがまわりにくい、うまく話せない
- 視野がかける
- 物が二重に見える
- 顔色が明らかに悪い
- 手足がしびれる
- 片方の腕や足に力が入らない
- 激しい頭痛
- 高熱
- 自立できないぐらいふらつく
- 胸や背中に激痛
- 息切れや呼吸困難
- 胸の中央が締め付けられたり、圧迫されるような痛みが続く
- 胸や背中の痛む場所が移動する
- 激しい腹痛
- 吐血や下血
- 意識がない
- もうろうとしている
- ぐったりしている
- けいれんが止まらない
- 大量の出血を伴う外傷
- 広範囲のやけど
- 冷や汗を伴う強い吐き気
- 食べ物を喉につまらせて呼吸が苦しい
- 変なものを飲み込んで意識がない
- 交通事故にあった
- 水に溺れている
- 高所から転落
- いつもと様子がおかしい
ただ、近年、救急車の出勤件数や搬送人員数がともに増えているために、救急隊が現場まで到着する時間も遅くなっているようです。
救急車で病院に搬送された人の半数近くが入院を必要としない軽症というケースも少なくないようです。
症状に緊急性がなくても「病院までの交通手段がない」「どこの病院に行けばわからない」「便利だから」「困っているから」などの理由で救急車を呼んだり、「平日休めない」「日中用事がある」「仕事の都合」などの理由で救急外来を夜間や休日に利用する
人もいるようです。
救急車や救急医療は限りある資源となりますので、重症の人が一刻でも早く救急医療を受けられるよう、救急車を呼ぶべきか呼ばなくでも大丈夫かとの判断も必要となります。